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~今日は何の日?~

10月30日 初恋の日

 10月30日は初恋の日。1896年(明治29年)10月30日、島崎藤村が「文学界」46号に「こひぐさ」の一編として初恋の詩を発表したことにちなんで、藤村ゆかりの宿の長野県小諸市の老舗旅館中棚荘が制定し、日本記念日協会が認定した。

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 初恋とは、人が生涯で初めて経験する恋愛感情のことを指します。多くの場合、若い時期に抱く甘く切ない感情であり、その記憶は大人になっても色褪せることなく心の中に残り続けることが多いです。初恋は、人の感情や人生観に大きな影響を与えることがあり、その後の恋愛に対する価値観や理想を形成する基礎となることもあります。

 初恋がテーマとなる文化活動やイベントも多く、例えば、中棚荘では初恋をテーマにした「初恋りんご風呂」を提供しており、温泉に地元のりんごを浮かべて訪れる客に特別な体験を提供しています。また、初恋にちなんだ作品を募集する「中棚荘・初恋はがき大賞」というイベントも行われており、初恋にまつわる様々な表現が集まることで、多くの人々が共感や新たな発見を見つける機会を提供しています。

 初恋の体験は、単なる恋愛以上の意味を持つことが多く、人々にとって心温まる思い出や、時には成長のきっかけとなる大切な出来事として語り継がれています。このように初恋は、文学や映画、音楽など様々な文化の中で象徴的なテーマとされており、多くの創作のインスピレーション源ともなっています。

中棚荘

中棚荘では10月から5月にかけて湯船に地元のりんごを浮かべた「初恋りんご風呂」が楽しめるなど、初恋にちなんだ宿としても知られており、記念イベントとして初恋をテーマとした作品(俳句、短歌、エッセイ、写真など)をはがきで応募してもらう「中棚荘・初恋はがき大賞」を長年を行っていた。

記念日とかいろいろ