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11月10日 エレベーターの日

エレベーターの日

 11月10日はエレベーターの日。1979年に日本エレベーター協会が制定した。

 日付は、1890年のこの日に日本初の電動エレベーターが東京浅草の凌雲閣で公開されたことから、11月10日とした。

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 エレベーターは、垂直または斜めの軌道に沿って、人や物を運ぶためのプラットフォームやキャビンを持つ装置です。その歴史は古く、紀元前200年頃にアルキメデスが考案したとされる初期のエレベーターは、ロープを使って手動で上下に動かすシンプルな構造でした。このような原始的なエレベーターは、主に建築物の建設や物資の運搬に使用されていました。

 産業革命を経て、19世紀には技術が飛躍的に進歩し、1835年には蒸気を動力源とするエレベーターが開発されました。これは、人や物を効率的に運ぶための機械動力を用いた最初の例の一つです。1889年には、電気を動力とするエレベーターが開発され、これにより現代のエレベーターの基礎が確立されました。

 日本におけるエレベーターの歴史は、1842年に茨城県の偕楽園内にある好文亭で、人力で操作する小型のエレベーターが設置されたことに始まります。その後、日本の技術も進化し、1926年には京都の東華菜館に日本初の電動エレベーターが設置されました。これは日本の建築と交通技術における大きな進歩を象徴しています。

 現代のエレベーターは、ビルや施設の必須の設備となっており、高層建築物ではその効率と安全性が不可欠です。最新のエレベーターには、速度制御、乗り心地の向上、エネルギー効率の最適化、階層選択の自動化など、高度な技術が採用されています。また、地震などの災害時には安全に停止するシステムも組み込まれており、利用者の安全を第一に考えた設計がなされています。

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