12月5日 アルバムの日
12月5日はアルバムの日。フエルアルバムをはじめとして、製本、シュレッダーなど情報整理製品の総合企業であるナカバヤシ株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。
日付は、一年最後の月の12月はその年の思い出をアルバムにまとめる月。そして「いつか時間が出来たら」「いつか子どもが大きくなったら」「いつか・・・」と後回しにされることなくアルバム作りをしてもらいたいとの願いを込めて、その5日(いつか)から、12月5日とした。
◆◆◆
写真のアルバムが持つ魅力は、その形式が個人や家族の貴重な瞬間を物理的に保存し、目に見える形で記録を残す点にあります。デジタル時代においても、写真のアルバムは感情的な価値を持ち続けており、手に取って見ることができるその特性が、デジタルフォトとは一線を画す魅力となっています。
写真をアルバムに貼るプロセス自体が、写真を選ぶことから始まります。これによって、その時々の思い出が再び蘇り、どの写真をアルバムに収めるかを決める過程で、その瞬間の感情や背景を思い出すことができます。また、アルバムを作成することは創造的なプロセスでもあり、ページをデザインしたり、写真の配置を考えたりすることで、自分だけのオリジナル作品を作る楽しみがあります。
さらに、写真アルバムは家族や友人との絆を強めるツールとしても機能します。アルバムを見ることで、共有した経験について話し合うきっかけになり、過去の楽しい時を再び共有することができます。特に家族が集まる場などでアルバムを開くと、世代を超えて交流が生まれ、家族の歴史や個々の物語が語られることでしょう。
そして、アルバムは時を超えた保存方法としての価値も持ちます。デジタルデータは技術の変遷によってアクセスが困難になることがありますが、写真アルバムなら何十年もの間、安定して内容を保持し続けることができます。これにより、後世の家族もその記録を手に取り、見ることが可能になります。