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12月24日 学校給食記念日

 12月24日は学校給食記念日。1946年(昭和21年)12月24日に、東京都千代田区立永田町小学校(現:千代田区立麹町小学校)でララ物資の贈呈式を行ったことにちなみ、文部省(現:文部科学省)が制定した。

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 学校給食は、子どもたちに栄養バランスのとれた食事を提供し、健康的な成長をサポートするための制度です。このシステムは、学業成績の向上、健康維持、社会的スキルの育成にも寄与しています。日本では、戦後の栄養不足を解消するために1947年に導入され、以来、国の教育プログラムの一環として確立されました。

 学校給食の主な目的は、全ての児童に均一な栄養を提供することにあります。給食は、通常、エネルギーやタンパク質、ビタミン、ミネラルなど、成長期の子どもたちに必要な栄養素をバランス良く含んでいます。日本の学校給食は、衛生管理が徹底されており、食育の一環としても機能しています。児童に食材の産地や栄養の重要性、食事のマナーなどを教えることで、健康的な食生活の基礎を築く手助けをしています。

 また、学校給食は社会的平等を促進する役割も担っています。経済的な背景にかかわらず、すべての児童が学校で同じ食事を受けることができるため、社会的な障壁を低減し、友情を育む場ともなっています。

 世界的には、学校給食のシステムは国によって異なりますが、多くの国で子どもたちの学業成績と健康をサポートする重要なプログラムとして位置づけられています。特に開発途上国では、学校給食が教育へのアクセスを向上させる手段としても利用されており、栄養不足の解消だけでなく、教育の機会を提供するための重要な政策ツールとなっています。

記念日とかいろいろ

省庁などが作った記念日