12月14日 透明資産の日
12月14日は透明資産の日。仕事でも私生活でも人が生きていく限り、「透明資産」に気づき、磨いて、伝えていくことが大切であるという考えを広めるために、コンサルティングやマーケティング業務などを手がける株式会社ホスピタソンが制定し、日本記念日協会が認定した。
日付は、株式会社ホスピタソンの創業日(2011年12月14日)であり、「透明資産」という言葉に行き着いた日であることから、12月14日とした。
透明資産とは
株式会社ホスピタソンの登録商標。「目には見えないけれども、人・商品・サービス・想い・空間・空気などに心地よく感じて、その人にもう一度会いたい、そのお店にもう一度行きたい、その商品をもう一度買いたいと思うこと」。
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透明資産®︎は、企業や店舗が持つ目に見えないが重要な価値を指します。これには、スタッフの個性、店の雰囲気、顧客との関係、ブランドの評判など、直接的には計測しにくいが、顧客体験に大きく影響を与える要素が含まれます。透明資産は形として存在しないため、一般的な資産としての評価が難しいですが、企業にとっては非常に価値のある資源となります。
透明資産の核心は、それがどのように顧客の感情や行動に影響を与えるかにあります。例えば、飲食店の場合、料理の味はもちろん重要ですが、それと同時に接客の質や店内の清潔感、雰囲気などが顧客の満足度を大きく左右します。これらの要素は直接的には見えないかもしれませんが、顧客のリピートや口コミに直結し、店舗の評価を高める要因となります。
また、透明資産は経営者やスタッフによって意識されにくいことがあります。日々の業務に追われる中で、目に見える数字や成果に焦点が当たりがちですが、透明資産の育成と維持には意識的な努力が必要です。顧客が店舗を訪れた際に感じる細かな印象や感情の積み重ねが、結果的に大きな競争力となり得ます。
この透明資産を理解し、活用することは、特に競争が激しい業界において重要です。独自の透明資産を築き上げることによって、顧客からの信頼と支持を得ることができ、持続可能な事業成長につながります。顧客体験を丁寧に設計し、それを支える文化や価値を内部から育てていくことが、透明資産の最大化には欠かせません。