10月5日 カナダ・メープルの日

10月5日はカナダ・メープルの日。日本市場にカナダ産メープルシロップの素晴らしさを伝え、理解を深めてもらおうと、ケベック・メープルシロップ生産者協会が制定し、日本記念日協会が認定した。
日付は、ナイアガラからケベックシティに至る「メープル街道」のメープルの葉が赤く色づくのが10月初めであることとカエデの葉が人の手で数字の5を示すときの形に似ていることから、10月5日とした。
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メープルシロップは、主に北アメリカのメープルの木から採取される樹液を煮詰めて作られる天然の甘味料です。この甘味料は、特にカナダやアメリカの北東部で人気があり、様々な料理やデザートに使われています。
メープルシロップの製造過程は、春先の数週間に限られます。この期間、夜間の凍結と昼間の解凍が交互に起こり、メープルの木が内部の水分と糖分を動かしやすくなります。この時期に樹木に小さな穴を開け、樹液を採取します。採取した樹液は主に水分で、糖分の含有率は約2%程度です。この樹液を大量に煮詰めることで、濃厚で風味豊かなメープルシロップが得られます。
メープルシロップはその色や味によって、グレード分けされています。色が薄いものほど風味が繊細で、色が濃いものほど味が強くなります。カナダでは、このグレードは厳格に規制されており、品質が一定以上保たれていることが保証されています。
メープルシロップは、自然由来のミネラルや抗酸化物質を含んでおり、他の砂糖類と比べて健康的な甘味料とされています。ただし、カロリーは高いため、摂取量には注意が必要です。