10月15日 白杖の日
10月15日は白杖の日。視覚障害者が持つ白い杖「白杖」の意味や役割を多くの人に知ってもらい、安全に歩行、生活できるようになるとともに、視覚障害者に対しての理解をより深めてもらおうと、広島県広島市佐伯区の視覚障害者の集い白い三輪車の会が制定し、日本記念日協会が認定した。
日付は、国際盲人連盟(現在の世界盲人連合)が1970年に10月15日を「国際白杖の日」と定めたことから、10月15日とした。
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白杖は、視覚障害者が道路を歩行する際に使用する特殊な杖で、主に白い色で塗装されており、その存在は視覚障害者の安全を確保し、他の人々にその状況を知らせる重要な役割を持っています。白杖は、周囲に視覚障害者であることを示す目印として機能すると同時に、路面の情報を感知し、障害物や段差を検知して危険から身を守るために使用されます。
白杖の歴史を振り返ると、その起源は第一次世界大戦後に遡ります。イギリスの写真家であるJames Biggsが視覚障害を負った後、増加する交通量の中での安全を確保するために杖を白く塗ることを思いつきました。その後、フランスでGuilly d'Herbemontが自動車の増加と視覚障害者の交通事故の危険に対処するために、白杖の使用を提唱し、視覚障害者専用のアイテムとして確立することに成功しました。
1930年代にはアメリカとカナダで視覚障害者のための白杖使用に関する法令が制定され、視覚障害者の権利と安全を支援するための国際的な取り組みが始まりました。日本においても昭和40年代に白杖が広く認識され、使用されるようになりました。
現代において白杖は、視覚障害者が独立して移動するための不可欠な道具であり続けています。この杖は、視覚障害者が周囲の環境を感知し、安全に移動するための感覚的な拡張を提供しており、社会全体の理解とサポートが求められる重要なアイテムです。






