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11月19日 建設機械の日

 11月19日は、建設機械の日一般社団法人日本建設機械工業会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日本が世界に誇る産業の一つであるとともに、社会インフラの整備や災害からの復興などに不可欠な存在である建設機械産業。記念日を通して、日本や世界各地で日々活躍する建設機械の魅力をより多くの人に発信し、建設機械業界の活性化に貢献することが目的。

 日付は、建設機械が「重機」と呼ばれることも多いため、「い(1)い(1)じゅう(10)き(9)」と読む語呂合わせから、11月19日とした。

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 建設機械とは、土木や建築の現場で使用される機械の総称であり、ショベルカーやブルドーザー、クレーンなどが代表的です。これらの機械は、人力では困難な作業を効率的かつ安全に行うために開発され、現代の建設現場において欠かせない存在となっています。建設機械は、建築・解体工事、除雪、畜産、建設資材の運搬、リサイクル、林業、港湾・荷役、護岸・河川・橋梁工事など、さまざまな分野で活躍しており、私たちの生活を支える重要な役割を果たしています。

 日本の建設機械産業は、戦後の高度経済成長期において、国内外の需要拡大に支えられ急成長を遂げました。現在では、世界最大の建設機械生産国の一つとして、国際的な地位を確立しています。主要な建設機械メーカーとしては、小松製作所(コマツ)、日立建機、コベルコ建機、住友重機械工業などがあり、これらの企業は国内外で高い評価を受けています。特にコマツは、世界2位の売上高を持ち、世界1位の米キャタピラーとともに、世界の建設機械市場をリードしています。

 建設機械産業は、景気の先行指標とも言われ、社会インフラの開発・整備を効率的かつ安全に行うために、極めて重要な産業です。人力施工では不可能な大規模工事を可能にし、工期の短縮や省力化、災害復旧などの危険が伴う作業現場での安全確保に貢献しています。また、近年では、建設機械のレンタル利用が増加しており、建設業者の経営合理化や機械経費削減のために、この流れは加速しています。

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