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12月10日 無人航空機記念日

無人航空機記念日

 12月10日は無人航空機記念日。無人航空機の活用・普及・発展のために、佐賀県鳥栖市に本店を置き、無人航空機に関する知識と技術を認定する通称「ドローン検定」を運営するドローン検定協会株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、『航空法の一部を改正する法律』が施行され、国内法に「無人航空機」が初めて定義された日(2015年12月10日)にちなんで、12月10日とした。

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 ドローンは基本的に無人で遠隔操作や自動操縦により飛行する航空機を指し、多様な用途で使用されています。もともと軍事目的で開発された技術ですが、現在では民間でも広く利用されており、空撮、農業、物流、災害時の情報収集など多岐にわたる分野で活躍しています。ドローンの名前の由来は、ミツバチの羽音に似たプロペラの音から来ているとされており、「クイーン・ビー」というイギリス軍の無人機にちなんだものです。

 ドローンの種類には、趣味として楽しむためのモデルやプロの撮影に使用される高性能なモデルがあります。趣味用ドローンは手軽に操作でき、比較的安価に購入可能です。これに対し、カメラを搭載した高性能なドローンは、映画やニュースメディアでの使用など、専門的な目的で用いられています。

 ドローンはスポーツとしての面も持ち合わせており、ドローンレースが世界中で開催されています。これは、操縦技術や速度を競う競技で、専用のコースをドローンが飛行する様子をライブで観戦することができます。競技用ドローンは非常に高速で飛行するため、高度な操縦技術が求められます。

 また、ドローンの法的な側面では、2015年の航空法改正により、200g以上の無人航空機をドローンと定義し、飛行に際しては一定の規制が設けられています。これにより、ドローンの安全な運用とプライバシー保護が図られており、飛行禁止区域や高度制限など、操縦者はこれらの規則を遵守する必要があります。

 このようにドローンは、その便利さからさまざまな場面で利用され、技術の進化と共に今後もその活用範囲は広がっていくことが予想されます。