5月10日 沖縄黒糖の日
5月10日は、沖縄黒糖の日。沖縄県黒砂糖協同組合が制定し、日本記念日協会が認定した。
沖縄黒糖の良さを広く知ってもらい、食べてもらい、活用してもらうのが目的。
日付は、「
沖縄黒糖とは同組合の所属する8つの離島の工場でしか生産されない含みつ糖(さとうきびの全成分をそのまま煮詰めた砂糖)の代表的なもので、煮沸濃縮した搾り汁を無加工で冷却して製造。糖分の他にカリウム、カルシウム、鉄分など多くのミネラル成分を含み、特有の香味がある。
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沖縄黒糖は、沖縄県の八つの離島で生産される特産品で、その豊かな風味と栄養価の高さで知られています。黒糖はサトウキビの絞り汁をそのまま煮詰めて濃縮し、加工せずに冷却して作られます。この製法により、黒糖にはサトウキビの全成分が含まれ、糖分だけでなくカリウム、カルシウム、鉄などのミネラルも豊富に含まれています。
沖縄黒糖は、その味わいと香りが特徴的です。各島ごとに異なる風味が楽しめるのも魅力のひとつです。例えば、伊江島の黒糖は淡い色合いで塩味があり、与那国島の黒糖は中くらいの色合いで軽い風味が特徴です。多良間島の黒糖は濃い色合いで、硬い食感とリッチな甘みが魅力です。波照間島の黒糖は非常に暗い色合いで、噛み応えのある食感と豊かなミネラル風味が特徴です。
黒糖は、そのまま食べるだけでなく、料理やお菓子作りにも広く利用されています。黒糖を使ったレシピは、和菓子やチョコレート、サーモンのスモークなど、バリエーション豊かです。また、黒糖シロップ(黒蜜)は、くず餅やアイスクリーム、フルーツなどと一緒に楽しむことができ、甘さと香りが引き立ちます。
沖縄黒糖は、その栄養価の高さから健康にも良いとされており、エネルギー補給や疲労回復に役立つとされています。さらに、黒糖は加工の過程で添加物を一切使用しないため、自然のままの風味と栄養を楽しむことができます。
沖縄黒糖の生産は地域経済にも大きく貢献しており、現地の農家にとって重要な収入源となっています。観光客にも人気があり、お土産としても喜ばれる一品です。沖縄を訪れた際には、ぜひ現地の黒糖を試して、その豊かな風味と健康効果を実感してみてください。