8月20日 誕生記念筆の日(赤ちゃん筆の日)
8月20日は誕生記念筆の日(赤ちゃん筆の日)。赤ちゃんの産毛(毛髪)で誕生記念の筆を作成している赤ちゃん筆センター株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。
日付は、8月をハッピー、20日を筆と読み「ハッピーな筆」とする語呂合わせから、8月20日とした。
赤ちゃんの健やかな成長を願って、誕生日に記念筆を飾るなどのイベントをPRしている。
赤ちゃん筆とは
赤ん坊の産毛で作った筆のこと。母親の中にいる頃から生え始める髪で、一度もカットしていない毛先は柔らかくしなやか、一生に一度しかない貴重なもの。そんな産毛を形にして残したいとの願いから生まれた。
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赤ちゃん筆とは、赤ちゃんの初めての散髪で切った産毛を使用して作る記念筆のことです。この習慣は日本特有の文化であり、赤ちゃんの健やかな成長と幸せを願う家族の愛情を象徴しています。産毛は赤ちゃんが母親のお腹の中にいる時から生え始め、外の世界に出てくるその瞬間までの記録が込められているため、非常に精神的な価値が高いとされています。
この筆は、通常、赤ちゃんが初めて髪の毛を切る「お食い初め」や「百日祝い」といった行事の際に作られることが多く、一生に一度しか得られない産毛を使って職人が一本一本手作りします。赤ちゃん筆を作る過程では、産毛を丁寧に洗浄し、整えた後、筆の形に仕上げていきます。使用される柄も、天然木などの高品質な材料が選ばれることが一般的です。
親から子へ、または祖父母から孫へと贈られることも多く、赤ちゃんの成長を祝うと同時に、家族の絆を深める大切な記念品となっています。また、この筆を使って書かれた文字は、赤ちゃんや家族にとって大きな力となり、未来への願いを込めるためのシンボルとして受け継がれていきます。
赤ちゃん筆は単なる記念品ではなく、家族の愛情や赤ちゃん自身の生命の軌跡を形にした貴重なアイテムです。それは赤ちゃんの新しいスタートを祝福し、一生の思い出として大切にされることでしょう。赤ちゃんの産毛から作られる筆は、世代を超えて受け継がれる家族の宝物となることを願い、愛情を込めて作られています。