8月18日 やまとことばの日
8月18日はやまとことばの日。大阪府八尾市に代表を置く、うまし国やまとことばの会が制定し、日本記念日協会が認定した。
自然と調和し豊かに生きる心を育む「やまとことば」という古来から使われてきた日本独自の言語を、日本文化とともに守り継承し伝えていくことで、子どもたちがありのままの自分を肯定できるように育ってほしいとの願いが込められている。
日付は、「
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やまとことば(大和言葉)は、日本の風土の中で古くから育まれてきた日本固有の言葉で、外来語や漢語が入る前から使われていた言葉を指します。この言葉は、日本人の心や自然を表現する際に多く使われ、日常的な言葉の中にも深い意味や情感が込められています。例えば、「ありがとう」という言葉は、もともと「有り難い」という神様への感謝の念を表現したものであり、単に礼儀として使われる以上の意味を持っています。
やまとことばの特徴は、その柔らかく優しい響きと、自然や人の心を繊細に表現する力です。例えば「山」や「海」、「桜」といった自然を表す言葉から、「夢」や「心」などの抽象的な概念に至るまで、やまとことばは日本人の生活と密接に結びついています。これらの言葉は、ただの音や意味だけでなく、使われる場面や文脈によって豊かな表現を可能にします。
やまとことばはまた、古典文学や和歌、俳句などの中でも多く用いられ、その美しい響きとともに日本の文化を彩ってきました。現代でも、この言葉を用いることで、日常の会話や文章に温かみや品格を加えることができます。