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7月8日の誕生石 ミルキー・オパール

7月8日の誕生石 ミルキー・オパール

 ミルキーオパールは、乳白色の地色と独特な遊色効果が特徴の美しい宝石です。名前の通り、その色彩は濁ったミルクのような白色を基調とし、内部に見える虹色の遊色効果(プレイオブカラー)がこの宝石を魅力的なものにしています。その色彩は、微細なケイ酸球が規則正しく積層している結果、光が干渉し分散することで現れます。その結果、視角によって異なる色が見え、まるで内部に虹が封じ込められたかのような美しさを放ちます。

石言葉

 ミルキーオパールの石言葉は「ときめき」です。この石は、その遊色効果が愛情の煌めきを象徴し、恋人たちの心を揺さぶると考えられています。また、「ときめき」は、新たな出会いや驚き、喜びなど、生命力溢れる瞬間を表す言葉でもあります。これは、ミルキーオパールが持つ虹色の遊色が、人々の心に新たな希望や夢を与え、人生のさまざまな瞬間でときめきを感じさせるからです。

パワーストーンの効果

 ミルキーオパールは、その美しい遊色効果から「幸せを運ぶ石」「希望を象徴する石」とされ、持つ人に明るい未来への希望と前向きなエネルギーを与えます。また、「愛の宝石」、「キューピッド・ストーン」とも称され、恋愛運を上げる効果があると信じられています。特に、想い人がいるときにこの石を持つと、その思いが伝わり、恋が実るとされています。さらに、ミルキーオパールは水分を含む特性から、肌を若々しく保つ効果があり、アンチエイジングのパワーストーンとしても知られています。

歴史

 オパールは古代アステカ文明でも高く評価され、儀式の際の装飾品として使われていました。その時代には、「ハミングバードの宝石」とも呼ばれ、聖なる石としての地位を確立していました。また、歴史的には、「賢者の石」とも呼ばれ、持つ者に知恵を授けると考えられていました。

伝承

 ミルキーオパールには、古代からさまざまな伝承が存在します。特に、その虹色の輝きから希望を象徴し、幸せを運ぶ石とされてきました。また、この石の美しさは恋愛を象徴し、持つ人に愛情と魅力をもたらすと信じられてきました。そのため、恋愛運アップやパートナーとの絆を深めるための石ともされています。

その他

 ミルキーオパールの化学式はSiO2・nH2Oで、主にケイ酸と水から成り立っています。和名では「蛋白石」または「オパール」と呼ばれています。非晶質のため、他の宝石と異なり、硬度は6と比較的低く、乾燥によるひび割れに注意が必要です。その一方で、その美しさからプレシャス・ストーン(貴重な宝石)として扱われ、ジュエリーなどに広く使用されています。