カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

11月7日 にかわの日

 11月7日はにかわの日。ゼラチンの原点ともいえる「にかわ」の魅力をより多くの人に知ってもらうことを目的に、日本ゼラチン・コラーゲンペプチド工業組合が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、1963年(昭和38年)11月7日に、日本にかわ・ゼラチン工業組合の創立総会が開かれ、現在の工業組合への第一歩を踏み出したことから、11月7日とした。

にかわとは

にかわの日
引用元:日本ゼラチン・コラーゲンペプチド工業組合

 日本では、主に食品や医薬品などに使われる純度の高いものをゼラチン、日本画の画材および工芸品などの接着剤として利用する精製度の低いものをニカワと読んでいる。漢字では「膠」と書く。

◆◆◆

 ニカワ(膠)は、古代から使用されてきた天然の接着剤で、主に動物の皮や骨、腱から抽出されるコラーゲンが主成分です。この天然の接着材は、ゼラチンと同様にコラーゲンを含んでおり、その用途は非常に広範囲にわたります。

 ニカワは古代エジプト時代から利用されており、ピラミッドの建造や調度品の製造にも使われていたとされます。また、日本では古くから建築や美術品の制作に欠かせない材料として用いられてきました。特に、日本画の制作や文化財の修復において、色を固定させるためや、紙や墨の製造に重要な役割を果たしています。

 ニカワの特徴は、その接着力と柔軟性にあります。木材の接着に使用されると、接着部分が固くなりすぎず、木材が自然に伸縮することを可能にします。これは特に楽器製造において重要で、弦楽器の修理や制作にはニカワが今なお選ばれています。接着剤としての力は市販の合成接着剤に比べると弱いかもしれませんが、修復時に加熱や湿気を加えることで容易に剥がすことができるため、修理が必要な時に再度分解しやすいという利点があります。

 現代では、化学物質過敏症やシックハウス症候群などの問題から、再び天然素材への関心が高まっています。ニカワはその全て天然の成分であるため、安全性の高い接着剤として、また伝統的な技術を活かした文化財の修復などにも使用されています。

 このように、ニカワは古今東西を問わず、その独特の特性から多様な分野で活用されてきました。古代からの技術が現代にも引き継がれ、新たな価値を生み出しているのです。

記念日とかいろいろ