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11月14日 関門橋の日

関門橋の日

 11月14日は関門橋の日。福岡県北九州市の西日本高速道路株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 山口県下関市と福岡県北九州市を結ぶ「関門橋」は1973年の開通以来、九州と本州を繋ぐ道として地域の発展に大きく貢献し続けてきた。周辺地域の人々や利用者、そして観光客にとってもシンボル的な存在になっている「関門橋」が2023年で開通50周年となることから、より親しみを持ってもらうのが目的。

 日付は、関門橋の開通日(1973年11月14日)にちなんで、11月14日とした。

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 関門橋は、山口県下関市と福岡県北九州市門司区を結ぶ全長1,068メートルの吊り橋です。この橋は、1973年(昭和48年)11月14日に開通し、当時は東洋一の長さを誇りました。関門海峡に架かるこの橋は、本州と九州を結ぶ重要な交通の要所であり、物流と観光の両面で重要な役割を果たしています。

 関門橋の建設には、当時の最新技術が駆使されました。特に、グリーングレーの配色が景観に配慮されており、周囲の自然に溶け込むようデザインされています。建設当初、航空法の規定により高さ60メートル以上の建造物は赤か赤と白の2色に塗ることが求められていましたが、景観と航行の観点から折衝が行われ、サーチライト型の航空灯を設置する代わりに自然な色合いのグリーングレーが選ばれました。

 この橋は、日本国内外の観光客に人気があり、様々な角度からその美しい姿を楽しむことができます。例えば、九州側の「めかり観潮遊歩道」や「めかり第二展望台」からは、橋の迫力ある景観を楽しむことができます。また、夜にはライトアップされ、美しい夜景を提供します。これらのスポットは、訪れる人々にとって素晴らしい写真撮影の機会を提供します。

 関門橋は交通インフラとしても重要です。橋の下には関門自動車道(E2A)が通っており、山口県下関市の下関ICと福岡県北九州市の門司ICを結びます。この区間の高速道路は、物流の効率化と地域経済の発展に寄与しています。現在、関門橋は大規模な補修工事が行われており、老朽化対策と安全性の向上が図られています。

 関門橋の周辺には多くの観光スポットも点在しており、歴史的な見どころや美しい自然景観が楽しめます。関門海峡を背景に、歴史的な戦場跡や港町の風情を感じることができるため、多くの観光客が訪れています。

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