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~今日は何の日?~

11月22日 いいブーブーの日

 11月22日はいいブーブーの日 。中古車店「ガリバー」などを全国展開する株式会社IDOMが制定し、日本記念日協会が認定した。

 欧米各国に比べ中古車購入比率が著しく低い日本において「車を資源として捉え、最大活用する」という概念を普及させ、車資源の最大活用を通して持続可能な社会を実現することが目的。

 日付は、所有車を単なる移動のための道具ではなく「いい車だな」と大事にして欲しいという思いから愛着を込めてブーブーと呼び、いい(11)ブーブー(22)」の語呂合わせから、11月22日とした。

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 車は単なる移動手段にとどまらず、日常生活の中で多様な価値を生み出す資源として捉えることができます。環境負荷の低減や資源の有効利用という観点から、使い捨ての概念を超えて、車の部品や素材を循環的に活用する試みが進んでいます。

 車は、鉄やアルミ、プラスチック、ゴムなどさまざまな素材で構成されており、それぞれが再生可能な資源としての側面を持っています。使用後の車両を解体し、各素材を分別してリサイクルすることで、新たな製品の原料として再び生かすことが可能です。これにより、資源の無駄遣いを抑え、環境への負担を軽減する効果が期待されます。

 また、車自体が持つ技術やエネルギーの面でも大いに活用することができると言えます。たとえば、電気自動車に搭載されるバッテリーは、一定の期間使用された後でも、エネルギー貯蔵装置として再利用する取り組みが進められています。これにより、バッテリーの寿命を延ばし、エネルギー資源としての価値を最大限に引き出すことが目指されています。

 さらに、車両から得られる各種データや走行記録もまた、無形の資源として活用される可能性があります。走行中に収集される情報は、交通の最適化や都市の安全対策、さらには環境管理に寄与する知見を提供します。このように、車が持つ情報を適切に活用することで、より良い社会の実現に向けた新たな価値が創出されるのです。

 このように、車を資源として捉え、最大限に活用するという考え方は、環境保全や経済効率の向上、さらには技術革新といった多くの側面において大きな可能性を秘めています。各分野での連携や新たな取り組みが進むことにより、車が次世代へとつながる持続可能な社会の一翼を担う重要な要素となっていくことでしょう。

記念日とかいろいろ

車の記念日