8月4日 北海道ばれいしょの日
8月4日は北海道ばれいしょの日。北海道産馬鈴しょの消費拡大を目的に、北海道札幌市に本部を置くホクレン農業協同組合連合会が制定し、日本記念日協会が認定した。
日付は、「
全国の馬鈴しょ生産量の約70%を占める日本一の産地である北海道では8月から本格的に馬鈴しょの収穫、流通が始まることから、新物を収穫出来る喜び、新物を消費者に届けられることに感謝する日としている。
ばれいしょの豆知識

「ばれいしょ」とはジャガイモの別名で、漢字では「馬鈴薯」と書く。ジャワ島(インドネシア)のジャガタラを経由して日本に入ってきたことから、ジャガタライモ→ジャガイモとなったという説がある。
日本では北海道が全国の作付面積の約7割、収穫量の約8割を占めており、男爵薯やメークインを始めとして50種類以上もの品種を栽培している。
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馬鈴薯(ばれいしょ)、すなわちジャガイモは、世界中で広く栽培され、食されている重要な食物の一つです。日本では、特に北海道がこの野菜の主要な生産地として知られており、国内の作付面積の約70%、収穫量の約80%を占めています。この地域の冷涼な気候はジャガイモ栽培に適しており、多種多様な品種が育てられています。
ジャガイモの歴史は古く、日本には慶長年間にオランダ人を通じて伝わったとされています。名称の由来には諸説ありますが、一般的には、オランダ人が根拠地としていたジャワ島のジャカルタから来たという説が有名です。当初は「じゃがたらいも」と呼ばれていましたが、これが時間を経て「じゃがいも」となり、現在に至っています。
ジャガイモにはエネルギー源として豊富なデンプンが含まれており、ビタミンB1、ビタミンC、カリウム、食物繊維も豊富に含まれていることから、栄養価が高い野菜としても重宝されています。特に、ビタミンCは熱に強く、調理しても損失が少ないという特徴があります。
日本各地で栽培されている馬鈴薯ですが、北海道では「春作」が中心で、4月から5月にかけて作付けが行われ、8月から10月にかけて収穫されます。一方、鹿児島県や長崎県などの温暖な地域では、冬の時期に作付けし、春に収穫される「冬作」も行われています。
馬鈴薯を選ぶ際には、芽が出ていない、皮が緑色になっていないものを選び、形がふっくらと丸く、重みがあり、傷やしわがないものが良質な証拠です。馬鈴薯は、その豊富な栄養価と多用途性から、日本をはじめとする世界各国の食文化に深く根ざしています。