10月13日 豆の日

10月13日は豆の日。陰暦の9月13日には「十三夜」として名月に豆をお供えし、ゆでた豆を食べる「
日付は、暦通りの「十三夜」とすると毎年日付が大きく変動してしまうので、新暦の10月13日とした。
◆◆◆
豆類は古代から栽培されている重要な作物で、その栄養価の高さから「畑の肉」とも称されます。全世界には様々な種類の豆があり、それぞれ独自の特性と利点を持っています。豆類は、良質のたんぱく質、複雑な炭水化物、ビタミン、ミネラルを豊富に含み、食物繊維やポリフェノールなどの有益な植物化学物質も多く含まれています。
豆類の健康への利点は多岐にわたります。たんぱく質は筋肉の成長や修復に必要であり、特に動物性たんぱく質を摂取したくない人々にとって、豆類は優れた代替食品です。豆に含まれるたんぱく質は必須アミノ酸を含むことが多く、特にリジンが豊富です。これは穀物では不足しがちなアミノ酸であり、豆と穀物を組み合わせることで、その栄養価を最大化することができます。
また、豆類は脂肪の少ない食品であるため、健康的な体重管理に役立ちます。豆類に含まれる食物繊維は消化を助け、満腹感を与えるため、過食を防ぐ効果があります。さらに、食物繊維は腸内環境を改善し、大腸がんなどの疾患リスクを低減することが知られています。
豆類のポリフェノールは、その抗酸化特性により、体内の自由基を中和し、細胞の老化や炎症を抑制する効果があります。これにより、心血管疾患や一部のがんの予防に寄与するとされています。特に、黒豆や小豆など、色が濃い豆には高濃度のポリフェノールが含まれています。
豆類はその多様性から、世界中の様々な料理で利用されています。豆腐や豆乳、テンペなどの加工食品も豆類から作られ、植物性たんぱく質の重要な源となっています。豆類を食事に取り入れることは、健康的な食生活を送る上で重要な役割を果たし、幅広い栄養素を効率良く摂取する手助けをしてくれます。
豆名月とは
現在では、十五夜の月見のお供えといえば月見団子だが、昔は、ちょうどその頃に収穫される作物として十五夜には里芋を、十三夜には豆をお供えして食べる習慣があった。その風習から、十五夜は「芋名月」、十三夜は「豆名月」とも呼ばれている。