6月1日 スギヨのビタミンちくわ復活の日
6月1日は、スギヨのビタミンちくわ復活の日。長野県長野市の食品卸売業の株式会社マルイチ産商と、石川県七尾市の水産加工業の株式会社スギヨが共同が制定し、日本記念日協会が認定した。
生産量の7割が長野県内に出荷され、「信州のソウルフード」とも言われる「スギヨのビタミンちくわ」。2024年1月に発生した能登半島地震の被災により製造中止となったが、その流通を担うマルイチ産商が中心となり「ビタミンちくわ」の復活を盛り上げた。長野県民の「ビタミンちくわ」への愛と能登の復旧応援への感謝とともに、能登の復興と発展への祈念が目的。
日付は、「スギヨのビタミンちくわ」が、再び長野県内の店頭に並んだ日(2024年6月1日)から、6月1日とした。
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スギヨの「ビタミンちくわ」は、1952年に石川県七尾市で誕生した、長い歴史を持つ練り製品です。発売当初から、魚のすり身にビタミンAやEを加えるという、当時としては珍しい発想で注目を集めました。特に、海から離れた長野県では、新鮮な魚介類が手に入りにくかったため、このちくわは貴重なたんぱく源として重宝されました。その結果、現在でも生産量の約7割が長野県で消費され、「長野のソウルフード」として親しまれています。
2024年の能登半島地震では、スギヨの工場が大きな被害を受け、生産が一時停止しました。しかし、地元の人々や長野県民の温かい支援と励ましの声に支えられ、約5か月後の2024年6月1日には生産が再開されました。この日を「ビタミンちくわ復活の日」として記念日登録し、長野県大町市では復活祭が開催されるなど、多くの人々がこの再開を祝いました。
「ビタミンちくわ」は、そのまま食べても美味しく、また、炒め物や煮物、揚げ物など、さまざまな料理に活用できます。特に、長野県の学校給食では「ビタミンちくわカレー」として提供されるなど、地域の食文化にも深く根付いています。復活祭では、オリジナルレシピを募集する「信州ビタちく-1グランプリ」も開催され、多くの人々が新たな食べ方を提案しました。






