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~今日は何の日?~

11月20日 組織風土の日

 11月20日は組織風土の日。「組織の風土・体質」に広く理解と関心を持ち、年に一度は自分たちの組織風土をメンテナンスすることを習慣にしてもらおうと、コンサルティング会社の株式会社スコラ・コンサルトが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、いい(11)風土(20)」の語呂合わせから、11月20日とした。

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 組織の風土や体質は、その組織が持続可能な成長を遂げる上で非常に重要な要素です。この風土や体質とは、組織内の慣習、価値観、行動様式が結びついたもので、組織の性格とも言える部分です。風土は、新しいメンバーが組織に溶け込む過程で自然と影響を受け、受け継がれていきます。しかし、時にはこの風土が硬直化してしまい、組織の柔軟性や適応能力を低下させる原因にもなり得ます。

 そのため、風土や体質を定期的に見直し、必要に応じて更新することが求められます。年に一度の組織風土のメンテナンスは、組織が抱える問題を表面化させ、それを解決する手段として非常に効果的です。このプロセスを通じて、組織は自己のアイデンティティを再確認し、より良い方向へと進化する機会を得ることができます。

 組織風土のメンテナンスには、まず現在の風土がどのように働いているかを把握することがスタートラインです。アンケート調査、インタビュー、グループディスカッションなどを通じて、組織の全員が参加する形で情報を収集します。そのデータを基に、組織が直面する課題や強みを明確にし、改善策を検討します。

 この一連の活動を通じて、組織はより健全な環境を築き上げることができます。風土が健全であればあるほど、組織内のコミュニケーションも活発になり、創造性や生産性の向上にもつながります。最終的には、組織全体の満足度とともに、外部からの評価も高まることでしょう。

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