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~今日は何の日?~

11月15日 生コンクリート記念日

 11月15日は生コンクリート記念日全国生コンクリート工業組合連合会が制定した。

 日付は、1949年のこの日に初めて生コンクリートが市場に出荷されたことから、11月15日とした。

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 生コンクリート(フレッシュコンクリートまたは生コン)は、凝固前のコンクリートの状態を指し、一般的には「レディーミクストコンクリート」としても知られています。このコンクリートは、整備された製造設備を持つ工場から品質を指定して購入し、ミキサー車を使用して現場に運ばれるのが一般的です。このプロセスにより、一定の品質を持つコンクリートがいつでもどこでも入手可能となっています。

 生コンクリートの使用は1903年にドイツで始まり、アメリカでは1913年にメリーランド州ボルチモアで最初の工場が創業しました。これにより、建設現場でのコンクリートの利用が格段に便利で効率的なものとなりました。

 生コンクリートを使用する最大のメリットは、その品質が保証される点です。工場で計量された正確な比率で材料が混合され、適切な環境下で均一に練られるため、品質のばらつきが少なく、強度や耐久性が一定のコンクリートが提供されます。また、現場でコンクリートを調合する必要がないため、作業がスムーズに進み、時間と労力の節約につながります。

 さらに、人材コストの削減も大きな利点です。専門的な技術を持った労働力が不足している場合でも、工場で製造されたコンクリートを使用することで、現場での技術要求が低減され、労働力の確保が容易になります。

 このように、生コンクリートは建設業における多くの課題を解決する有効な手段となっており、その利便性と経済性から今日でも広く使用されています。現代の建設現場では、このシステムがなくてはならない存在と言えるでしょう。

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