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10月17日 しあわせ運ぶフィナンシェの日

しあわせ運ぶフィナンシェの日

 10月17日はしあわせ運ぶフィナンシェの日。京都府京都市で焼き菓子のフィナンシェをこよなく愛する人々が集うフィナンシェ倶楽部が制定し、日本記念日協会が認定した。

 19世紀にフランスのパリで生まれたフィナンシェはその形や色合いから金塊や金融などの意味を持つ。この日にフィナンシェを、好きな人や家族、友人、知人に贈ることで、金運に恵まれ、心豊かでしあわせな人生を送ってほしいとの願いが込められている。

 日付は、この日がかつて貯蓄増強中央委員会が制定した「貯蓄の日」で、金運に縁のある日ということから、10月17日とした。

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 フィナンシェというお菓子には、見た目の素朴さとは裏腹に、長い歴史と多くの物語が詰まっています。その起源は17世紀のフランス、ロレーヌ地方のナンシーにある修道院にまでさかのぼります。当時、宗教画の制作に使用された卵黄の余りである卵白を有効活用するため、修道女たちが考案した焼き菓子が「ヴィジタンディーヌ」と呼ばれ、これがフィナンシェの原型となりました。

 19世紀になると、パリの菓子職人ラヌがこの焼き菓子を改良し、金融街で働く人々がスーツを汚さずに手軽に食べられるよう、金塊の形を模した小さな台形の型で焼き上げました。その見た目と便利さから、「フィナンシェ」と名付けられ、瞬く間に人気を博しました。

 日本においてもフィナンシェは独自の進化を遂げました。1969年、兵庫県芦屋市の洋菓子店が、金塊型の天地を逆にして焼き上げることで、ふっくらとした見た目としっとりとした食感を持つフィナンシェを生み出しました。この工夫により、日本人の味覚に合ったフィナンシェが広まり、現在では多くの洋菓子店で定番商品となっています。

 また、フィナンシェ倶楽部では、フィナンシェに関するさまざまな知識や逸話を紹介しています。例えば、フィナンシェとよく比較されるマドレーヌとの違いや、焦がしバターを使用する伝統的なレシピと、溶かしバターを使った現代的なアプローチの違いなど、興味深い情報が満載です。

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