カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

11月1日 本の日

本の日
引用元:書店新風会

 11月1日は本の日。書店に足を運ぶキッカケの日としてもらうとともに、情操教育の一環としての「読書運動」の活性化させるという目的で、全国各地の老舗書店で結成された書店新風会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、11と1で数字の「1」が本棚に本が並ぶ姿に見えること想像、創造の力は1冊の本から始まるというメッセージを込めて、11月1日とした。

◆◆◆

 情操教育における読書は、子どもたちの感受性や想像力を育む重要な手段です。読書を通じて、子どもたちは異なる文化や価値観に触れ、社会的な洞察力や共感能力を高めることができます。さらに、読書は言語能力の向上にも寄与し、語彙力や表現力、批判的思考力を養う効果があります。

 絵本や児童書などの物語を読むことで、子どもたちは様々な人物の立場を想像し、その感情や行動に共感することが求められます。これは社会性の基礎となり、他者とのコミュニケーション能力を形成する上で不可欠です。また、物語の中での問題解決や冒険を通じて、自己効力感や解決策を見つける力を養うことができます。

 教育現場では、読書を取り入れることで、授業の中で子どもたちが自分の意見を述べる機会を設けることが多く、これにより議論する力も育てることができます。読書によって得た知識は、日常生活や学校の他の科目の学習にも活かされ、統合的な学びへとつながります。

 家庭での読書も同様に重要で、親子で一緒に本を読むことは、親子の絆を深める貴重な時間となり得ます。親が子どもに読み聞かせをすることは、言語発達だけでなく、感情の理解や安心感を与えることにもつながります。

 このように、読書は情操教育の枠を超えて、子どもたちの多面的な発達を支える活動であり、一生涯にわたって役立つ基礎スキルと生き方を身につけさせる効果があるのです。

記念日とかいろいろ