カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

11月1日 むかわ町ししゃもの日

 11月1日は、むかわ町ししゃもの日。特産品の「ししゃも」を「町魚」として指定している北海道勇払郡むかわ町が制定し、日本記念日協会が認定した。

 同町は、近年水揚げが減少し危機的な状況にある「ししゃも」を幻の魚にしないため、さまざな取り組みを行っている。町民の関心と理解を深めるとともに、地域経済の活性化を図ることが目的。

 日付は、「ししゃも」の旬が11月であり、すだれ干しの形に似ていることなどから、11月1日とした。

 数字の1が持つ「始まり」「スタート」の意味から、むかわ町の「ししゃも」の可能性も表現している。

◆◆◆

 北海道むかわ町(旧鵡川町)は「ししゃもの町」として知られ、名物となっている本ししゃもは、鵡川を舞台とした漁や加工の文化によって築かれてきました。かつてはアイヌの人々から「神がくれた魚」と敬われ、町の魚として制定されるほど地域に深く根差してきました。河口へ遡上するししゃもを祝う儀式や太鼓演奏など、ししゃもにまつわる民俗行事も受け継がれており、町全体でその存在を敬っています。

 まさに秋の風物詩といえるのが、10月から11月にかけての漁期に行われる「すだれ干し」。漁師が川岸に並ぶ簾にししゃもを吊るして天日干しにする姿は、町の名物風景となっています。また漁期に合わせて「鵡川ししゃもまつり」や「ししゃもあれとぴあ」と名付けられたイベントが開かれ、現地では焼きししゃもやししゃも寿司、ししゃも鍋など様々なしゃも料理を楽しめ、多くの人が訪れます。

 町内にはししゃも専門店や食堂があり、代表的な店舗としては大野商店が大正12年創業の老舗で、ししゃも寿司や生干しの焼きものなどを提供しています。他にも道の駅「四季の館」に店を構える「たんぽぽ」では炭火焼きやフライ、灯泉房ではししゃも御膳や寿司といった豊富な料理が楽しめます。ししゃもラーメンを提供する潮騒ラーメン、本格的なコースを要予約で提供する割烹むさし、大豊寿司など、バリエーション豊かなお店が点在しています。

 最近は資源減少への懸念も高まり、むかわ町では11月1日を「ししゃもの日」とする条例を制定するなど、保護とブランド継承の取り組みが進んでいます。本ししゃもは例年限られた期間しか味わえず、その希少性ゆえに町民のみならず全国からの評価も高まっています。

記念日とかいろいろ

地方自治体が作った記念日