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10月10日 トマトの日

 10月10日はトマトの日。トマトの栄養価値や美味しさをアピールし、トマトを使った料理の普及をはかり、人々の健康増進に貢献することを目的に、一般社団法人全国トマト工業会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、10月が食生活改善普及月間であり「体育の日」もあって健康への関心が高まる月であることと、(10)(10)」の語呂合わせから、10月10日とした。

トマトの豆知識

トマトの日

 真っ赤なトマトはそのまま冷蔵庫へ、緑色が残っているトマトは室温で赤く熟させてから冷蔵すると良い。

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 トマトは、ナス科の植物であり、南アメリカ原産の果物ですが、一般的に野菜として扱われます。その起源はペルーとされ、10世紀頃にメキシコに伝わり、栽培化されました。トマトがヨーロッパに伝わったのは16世紀のことで、最初は観賞用として栽培されていましたが、18世紀頃から食用として広く栽培されるようになりました。

 日本においては、明治時代に本格的に導入され、最初のトマト加工試みは成功しなかったものの、明治36年には現在のカゴメ株式会社の創始者によって国産トマトソースが完成しました。これが日本のトマト加工業の礎を築いた出来事とされています。

 栄養面では、トマトは非常に豊富なビタミンとミネラルを含んでいます。特にリコピン、ビタミンC、ビタミンE、カリウムが豊富で、これらの成分は抗酸化作用があるため、老化防止、がん予防、心血管疾患のリスク低減などの健康効果が期待されています。リコピンは特に強力な抗酸化物質であり、加熱することでその吸収率が向上します。したがって、トマトは生で食べるだけでなく、加工品としてもその栄養を効率良く摂取することができる食材です。

 さらに、トマトにはGABA(ギャバ)という成分も含まれており、これには血圧を下げる効果やストレス軽減の効果があるとされています。これらの多様な栄養成分により、トマトは「スーパーフード」としても認識されることがあります。

記念日とかいろいろ

10月10日の記念日