カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

8月11日 スティールパンの日

 

 8月11日はスティールパンの日。世界中の様々な楽器を取り扱う野中貿易株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 「スティールパン」は透明感のある美しい音色が魅力的なトリニダード・トバゴ発祥の打楽器。国連が定めた「世界スティールパン・デー(World Steelpan Day)」を日本でもお祝いすることが目的。

 日付は、丸が2トリニダード・トバゴでこの楽器を最初に調律したWINSTON SIMON(ウィンストン・サイモン)氏の誕生日から、8月11日とした。

◆◆◆

 スティールパンは、カリブ海の島国トリニダード・トバゴで生まれた、独特な音色を持つ打楽器です。もともとは、廃棄されたドラム缶を再利用して作られたもので、金属の表面に凹凸をつけることで、さまざまな音階を奏でることができます。演奏者は、専用のスティックを使って、これらの凹凸を叩き、美しいメロディーを生み出します。

 スティールパンの起源は、20世紀初頭にさかのぼります。当時、トリニダード・トバゴでは、植民地時代の影響で、アフリカ系住民の音楽活動が制限されていました。しかし、人々は身近にある金属製の容器や廃材を叩いて音を出し、音楽を楽しんでいました。やがて、ドラム缶の底を叩いて凹ませることで、異なる音程を出せることが発見され、スティールパンの原型が誕生しました。

 スティールパンは、その後の改良を経て、現在では多くの音階を持つ楽器として発展しました。音域によって、テナーパンやダブルセカンド、チェロパン、ベースパンなど、さまざまな種類が存在します。これらの楽器を組み合わせて演奏するスティールバンドは、トリニダード・トバゴのカーニバルなどで重要な役割を果たしています。

 スティールパンの音色は、明るく澄んだ響きが特徴で、聴く人々に南国の陽気な雰囲気を感じさせます。そのため、世界中で人気が高まり、さまざまな音楽ジャンルで取り入れられるようになりました。日本でも、スティールパンの魅力に惹かれた演奏者や愛好家が増えており、演奏会やワークショップが開催されています。

記念日とかいろいろ

音楽の記念日