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11月6日 サクソフォンの日

サクソフォンの日

 11月6日は、サクソフォンの日。世界中の様々な楽器を取り扱う野中貿易株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 「サックス」とも呼ばれる「サクソフォン」は、ベルギー人のアドルフ・サックスが発明し、特許を取得した楽器。3度以上離れた音へ跳ぶ音の跳躍や発音がしやすく、大きな音量を活かして、幅広いジャンルで演奏されている。「サクソフォン」とその音楽を普及させることが目的。

 日付は、世界中の音楽愛好家が「世界サクソフォンの日」としているアドルフ・サックスの誕生日(1814年11月6日)から、11月6日とした。

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 サクソフォンは、19世紀の初めにベルギーの発明家アドルフ・サックスが考案した金属製の筒状の管楽器で、リードと呼ばれる薄片がマウスピースで振動して音を出します。サックスは「木管楽器」に分類されますが、実際には真鍮製の本体をもち、クラリネットのようなシングルリードを用いることで、特有のあたたかく豊かな音色と、柔軟な表現力を獲得しています。

 その構造は、管が先細りの円錐形をしており、複数の穴をキーで開閉して音高を変える仕組みで、オクターヴ上へのオーバーブローが可能なため、複雑な運指を必要とせずとも幅広い音域を奏でることができます。この円錐構造により、同じ音域でもクラリネットよりも深く丸みのある響きが得られ、特にアルトやテナーなどの中音域は多くの演奏者に愛用されています。

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