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10月1日 塩ふき昆布(えびすめ)の日

塩ふき昆布(えびすめ)の日
引用元:小倉屋山本

 10月1日は塩ふき昆布(えびすめ)の日。塩ふき昆布の元祖として知られる『えびすめ』を通じて、塩ふき昆布の美味しさや魅力をさらに多くの人に知ってもらおうと、昆布及び昆布加工製品の製造・販売を手がける株式会社小倉屋山本が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、三代目店主の山本利助氏が試行錯誤を重ね、1949年(昭和24年)10月に日本初の塩ふき昆布『えびすめ』を開発し販売したことから、その月の初日である10月1日とした。

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 塩ふき昆布は、日本の伝統的な食材の一つで、昆布を炊いた後に乾燥させ、その表面に塩をまぶして仕上げたものです。この塩ふき昆布の特徴は、表面に見える白い粉が実は塩ではなく、昆布自身から出た旨み成分であることです。この白い粉は昆布のうま味を強化する重要な要素であり、洗い流さずにそのまま料理に使用することが推奨されています。

 塩ふき昆布には、角切りや千切りといった異なる形状があり、塩のみのシンプルな味付けから、醤油や砂糖醤油を使ったバリエーションも豊富です。また、そのまま食べられるタイプとお湯で戻して食べるハードタイプの2種類があり、用途に応じて選べるのも魅力の一つです。特に、酢を加えて煮ることで昆布が柔らかくなるため、さまざまな料理に活用しやすくなります。

 中でも「えびすめ」と呼ばれる塩ふき昆布は、三代目山本利助によって創始された製品で、道南産の真昆布の中央部分を使用しています。この部分は特に肉厚で、伝統の技術で丹念に炊き上げることで、独特の滋味あふれる味わいが実現しています。この高品質な塩ふき昆布は、多くの食通から高い評価を受けています。

 塩ふき昆布「えびすめ」は、お茶漬けやおにぎりの具、またはそのままおつまみとしても絶品です。昆布本来の風味と繊細な塩加減が、食卓を豊かに彩ります。是非一度、この伝統ある逸品をご賞味ください。その一口が、日本の四季を感じさせる味わい深い体験を提供します。

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