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10月1日 ありがとう派遣社員の日

 10月1日はありがとう派遣社員の日。材派遣業務などを手がけるパーソルテンプスタッフ株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日本の労働力需給調整の一翼を担う派遣社員の存在価値を広く社会に認識してもらい、派遣社員として働く人々のエンゲージメント向上と評価、賞賛の場を提供することが目的。「ありがとう」という感謝の意を示すことで、派遣社員のモチベーションアップや定着率向上にとの願いが込められている。

 日付は、労働者派遣法が施行された日(1986年10月1日)から、10月1日とした。

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 派遣社員とは、派遣元企業と雇用契約を結び、派遣先企業で働く形態の労働者を指します。この仕組みは、1986年に労働者派遣法が施行されて以来、日本の労働市場において重要な役割を果たしています。派遣社員は、労働力の需給調整に寄与し、企業にとっては必要な時期に必要な人材を確保する手段となっています。

 派遣社員の雇用形態には、有期雇用派遣、無期雇用派遣、紹介予定派遣の3種類があります。有期雇用派遣は、派遣元企業と派遣社員の間で期間を定めた契約を結ぶもので、特定のプロジェクトや期間限定の業務に従事する際に用いられます。無期雇用派遣は、期間の定めがない契約で、派遣元企業の正社員として安定した雇用関係を築きながら、派遣先企業で業務を行います。紹介予定派遣は、派遣先企業での直接雇用を前提としており、一定期間の派遣就業を経て、双方の合意のもとで正社員などとして採用されることを目指すものです。

 日本における派遣社員の数は、総務省の労働力調査によれば、約142万人とされています。これは、役員を除く雇用者数約5,671万人のうち、約2.5%を占めています。職種別に見ると、事務職が約34.3%と最も多く、次いで製造関連が約25.0%となっています。性別では、女性は事務職が多く、男性は製造関連や運輸・清掃・包装などの職種に多く従事しています。

 派遣社員として働く際には、労働者派遣法に基づくさまざまな規制やルールが存在します。例えば、一人の派遣社員が同じ部署で勤務できる期間は、原則として3年が上限とされています。この期間制限は、派遣労働者の雇用の安定性を確保し、正社員への転換を促進する目的があります。ただし、無期雇用の派遣社員や60歳以上の高齢者など、一部の例外も認められています。

 派遣社員として働くことの利点としては、自分のライフスタイルや希望に合わせて働く場所や時間を選択できる柔軟性が挙げられます。また、さまざまな企業や業務を経験することで、スキルや知識の幅を広げることも可能です。一方で、雇用の安定性やキャリアの継続性に不安を感じる場合もあり、派遣社員自身がキャリアプランをしっかりと考えることが重要となります。

 近年、派遣社員の待遇改善やキャリア支援に関する取り組みが進められており、派遣元企業による教育訓練やキャリアコンサルティングの提供が求められています。派遣社員として働く際には、これらのサポートを活用し、自身のスキルアップやキャリア形成に努めることが大切です。

記念日とかいろいろ