カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

11月5日 おいしい魚「アイゴ」を食べる日

おいしい魚「アイゴ」を食べる日

 11月5日はおいしい魚「アイゴ」を食べる日。アイゴを美味しく食べることで「磯焼け」を減少させ豊かな未来に繋げていこうと、アイゴの干物などを販売する株式会社やまろ渡邉が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、アイゴ(115)」の語呂合わせから、11月5日とした。

 「アイゴ」は海藻をよく食べる魚で、海藻が少なくなる「磯焼け」の一因とも言われる。また、ひれに毒があるため加工が難しく、市場に並ぶことはほとんどない。しかし、歯ごたえのある白身は独特のうま味があり濃厚な味わいを持っている。

◆◆◆

 アイゴ(学名: Siganus fuscescens、英名: rabbitfish)は、スズキ目アイゴ科に属する魚で、その特徴的な棘を持つ鰭から「棘魚」とも呼ばれています。この名前はアイヌ語で棘のある植物を意味する「アイ」に由来し、その鋭い棘が特徴的です。また、英語名の「rabbitfish」は、そのウサギのような顔つきから名付けられています。

 アイゴは主に暖かい海域に生息し、日本では特に播磨灘や瀬戸内海に多く見られます。体色は黄褐色で、多数の白色班があり、非常に美しい魚です。興奮すると体色が黒く変化することもあるとされ、この変色能力は捕食者からの保護色としての機能を果たしています。

 アイゴは主に海藻を食べる草食性の魚で、特に腸が長く発達しているのが特徴です。この長い腸は「うずまき」や「ぜんまい」とも呼ばれ、地域によってはこれを好んで食べる風習があります。徳島県や香川県、岡山県、兵庫県の一部では、小型のアイゴを塩焼きや煮付けで食べることが一般的で、特に内臓を珍重する食文化があります。

 アイゴは、その鋭い棘があるために扱いには注意が必要ですが、独特の美味しさと栄養価の高さから地元の食材として重宝されています。また、その美しい外見から観賞用としても人気があります。しかし、棘には毒があるため、調理する際には特に注意が必要です。

記念日とかいろいろ